埼玉県小川町

地域ぐるみの有機栽培によるむらづくり

埼玉県小川町

地域ぐるみの有機栽培によるむらづくり

埼玉県小川町 時給循環農業を確立


小川町は埼玉県の中央にあります。山々に囲まれた盆地という地理条件で、畑を耕してきました。有畜複合で自給循環農業をしています。余剰農産物の無駄をなくしたり、自給や出荷の幅が広がる加工にも力を入れています。酒造会社等の商工業者との間で全量、再生産可能な価格で、現金で買い上げる関係を確立。連携した豆腐店は年間5億円の売り上げになりました。有機の純米酒を醸造する酒造会社と協力して米作りから酒造りを楽しむ会を運営し、多くの家族連れが年間を通じて農作業に訪れる消費者との交流関係も構築しています。

古くは和紙の町として


小川町の有機農業は霜里農場から始まりました。田畑のそばの鶏小屋、牛やアイガモ、これらのふん尿等が肥料となり、作物が育ちます。ふん尿からメタンガスも取り出し、その後コンロ等で活用されます。小川町ではこうした有機食材を近くのレストランでも味わうことができます。 かつて小川町は和紙の町として栄えました。久保製紙では通常和紙の製造過程には化学薬品が使われますが、和紙であっても、自然にこだわり、薬品を使っていません。小川町の和紙技術は、島根県浜田市の石州半紙・岐阜県美濃市の本美濃紙とともに2014年にユネスコ無形文化遺産に登録されています。

© Kamae Road Side Station / Assosiation for Kamae Revitalization, all rights reserved. | 個人情報保護方針|