石川県七尾市　脱サラして西洋野菜

脱サラをして夫婦で新規就農した事例です。この土地はかつて葉タバコが盛んな地域でしたが、喫煙人口の減少等による需要の減少により廃作と離農が増加。新たな作物が見出せないという中で、耕作放棄地が増えていました。その耕作放棄地を再生して農業を開始。フランス料理レストランへ食べに行ったり、雑誌やホームページの料理を見て、使用している西洋野菜をシェフから聞いたり、推測したりした上で、その野菜を生産し、レストランのシェフに直接売り込みをかけるという斬新なマーケティング手法で販売先を開拓して行きました。

エコファーマーにも認定

約300種類の西洋野菜等を栽培し、全国の250軒以上のレストランからの注文に応じて宅配便で直接販売。料理を美しく彩るエディブル・フラワーやカラー野菜は、ウエディングを手がけるフレンチやイタリアン等のシェフからの引き合いも多くなっています。生産の拡大に伴い、近隣や県外からの移住者も含め5人を雇用しています。 就農してから2年目には石川県からエコファーマーの認定を受け、その翌年には有機JASに認定されています。