長野県塩尻市

センサーネットワークによる鳥獣被害対策

長野県塩尻市

センサーネットワークによる鳥獣被害対策

長野県塩尻市 鳥獣被害がゼロに


塩尻市では、イノシシなどの鳥獣被害による収穫高の減少や耕作放棄地の拡大が年々深刻化していました。 これに対し、自治体と地元ICTベンダー・地域住民が連携し、センサーネットワークによる鳥獣被害対策を実施。85%が被害を受けていた実証事業の対象エリアにおいて、実証1年目で20%まで被害が減少。2年目には被害がゼロとなり、休耕地が復活しました。地域情報化大賞特別賞も受賞し、自治体が推進母体となって、県内外への普及展開を推進しています。

収入も増加


対策は、水田周辺に獣検知センサーや罠捕獲センサーを設置し、獣をセンサーが検知すると、サイレン音やフラッシュ光で獣を追い払い、検知情報がクラウドを介して農家や猟友会に地図付のメールで配信されるという画期的なものです。 鳥獣被害に遭い農業収入が激減していましたが、この取組により鳥獣被害がゼロとなったことで、収入が6.5倍にまで増加しました。地域をあげて取り組んだことで、地域住民の繋がりもより深いものになりました。

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