岐阜県東白川村　所得も16％増加

村が林業家や工務店等と連携し、ホームページ等を活用して地元産高級ひのきの現代的な注文住宅を安価に販売できる独自のシステムを構築。村が開設したホームページ上で、村役場が代理となり、設計から施行までワンストップでサービスを行っています。これにより村内外から大量受注を実現しました。 第3回全国村長サミットにおいて、村オブザイヤー(最優秀賞)を受賞。村の森林組合木材出荷量が約48％増加、建設業の売上げも約70％増加、一人当たり所得も16％増。

独自システムの開発

東白川村は村の約90％を森林で占めており、東濃ヒノキの産地です。安価な外国産材の輸入増加により、村民の所得は減少。若者は村を離れました。これらの背景のもと、東白川村の住民一人ひとりが課題解決を自分のこととして向き合いました。 村内の独居老人を1人でも減らしたいと考えのもと、ネット直販サイトフォレスタイルを構築し、6次産業化を実現しました。東白川村は、同じ悩みをもつ自治体や建築関係団体にフォレスタイルシステムを無償提供するとしています。