宮崎県国富町

エコツーリズム「この町の謎を解き明かせ!」

宮崎県国富町

エコツーリズム「この町の謎を解き明かせ!」

宮崎県国富町 国富ミステリーツアー


「国富の市街地が、塚の上にあるのを知っていますか?」そんな呼びかけをしながら、国富町フィールドミュージアム創生推進会議の方々がワーキングを繰り返し、視察勉強に他県に行ったり、学んだことをツアーの形にして実行しました。それがこの町の謎を解き明かせ!国富ミステリーツアーです。参加者は100名を募集したところ、な114名が参加。アンケートの結果、参加者は町全体が博物館ということに大いに納得し、9割以上の方々が次回開催を待っておられる結果になりました。

フィールドミュージアムとは?


フィールドミュージアムは、field(=野)とmuseum(=博物館)が合わさった造語。つまり、地域全体を屋根の無い博物館・点在する歴史・文化、自然などの地域資源を・博物館の展示物として捉えています。しかしフィールドミュージアムは、field(=野)とmuseum(=博物館)が合わさった造語。つまり、地域全体を屋根の無い博物館・点在する歴史・文化・自然などの地域資源を博物館の展示物として捉えています。しかし、屋根の無いただの博物館ではありません。フィールドミュージアムは、地域住民の方々が主体となり、国富町の魅力を守り生かすことで、地域の活性化・農産物の消費拡大・歴史や文化の継承・観光振興による外貨の獲得などができています。

Interview



Kumagai Taishi

宮崎県国富町役場に訪問させていただき、ご担当者様に、地域の取組をインタビューさせていただきました。その様子を、ご紹介させていただきます。 ご参加頂いた方です。伊藤孝(企画政策課副主任)。私達は古川亮太と熊谷大志がお聞かせいただきました。

Kumagai Taishi

本日は、業務ご多用の中、調査のインタビューをお受けいただきまして、ありがとうございました。どうぞ、よろしくお願いいたします。

こちらこそ、どうぞよろしくお願いたします。また、この度は、遠くからお越しくださいまして、ありがとうございました。パンフレットや資料ご用意したのでそちらも一緒に参考にしながら進めさせていただければと思います。

Ito

Kumagai Taishi

ありがとうございます。

それでですね。今回地方創生のインタビューということで国富町の取組をご紹介させていただくと現在は「フィールドミュージアム」と「真冬のたなばたイルミネーション」を中心に行っています。

Ito

Kumagai Taishi

ご説明ありがとうます。では早速にその取組それぞれのご説明をしていただいただいてもよろしいでしょうか?

はい。まず「フィールドミュージアム」から。この取組は町全体を屋根のない博物館と捉え、地域に点在する歴史・文化はもちろん、田舎ならでは風景を資源として来訪者が町を歩いて観て巡るものになります。

Ito

Kumagai Taishi

町全体を博物館に例えて散策するツアーですか。やはり、国富町にある古墳を活用したツアーになるんですか?

はい。国富町にあります「本庄古墳群」を活用しています。4世紀後半から6世紀にかけての古墳群で、国指定史跡となっています。古墳など史跡にご興味がある町外の方に多くのご参加していただいております。 この取組みは元々、古墳管理をしている団体が、町に対して古墳を利用したツアーをやってみたら打診をしたことがきっかけでスタートしたんです。始まりは役場主導で行われていたのですが、現在では地域の約30名の方がガイドボランティアとして協力していただいています。

Ito

Kumagai Taishi

地域住民の方も、ボランティアとして参加しいらっしゃるんですね。

そうです。国富町の取組みは多くの地域の方々にご協力をいただいております。それは「真冬のたなばたイルミネーション」も同じです。

Ito

Kumagai Taishi

と言いますと?

「真冬のたなばたイルミネーション」は、国富町役場の前で行うイルミネーションイベントです。このイベントでは地元の高校生や地元の有志の方々に装飾を手伝ってもらっています。特に商工会の青年部の皆様にご尽力いただき、このイベントは成り立っています。

Ito

Kumagai Taishi

そうなんですね。みなさん素晴らしいですね。

おかげさまで今年で26回目を迎えました。

Ito

Kumagai Taishi

26回目ですか。26年前、この取り組みはどのような背景で始まったんですか?

26年前頃、日本ではイルミネーションが流行してました。その流れに乗り、町として目玉になるイベントが何かできないかというのがきっかけでした。真冬と七夕は真逆ですが、それをあえて合わせて「真冬のたなばたイルミネーション」という形になりました。ありがたいことに今となっては冬の風物詩として2000~3000人の方にお越しいただくイベントにまで成長しました。実情、人手が足りていない面もありますが今後の若手の方々に期待したいです。また有志の方々と協力して実施していきます。

Ito

Kumagai Taishi

多くの方が楽しみにしているイベントなんですね。今後も楽しみですね。 取組のご説明ありがとうございました。続いて、地方創生に向けた政策の面をお聞きしてもよろしいでしょうか?

もちろんです。国富町の地方創生の取り組みとして働く「若者定住促進事業」というものを行っています。これは転入した若者に対して生活奨励金を給付する制度です。平成30年から開始で今は2年目となります。

Ito

Kumagai Taishi

昨年度の実績はどうだったんですか?

実績として、昨年に11件の申請があり、130世帯で50人の子供達が転入してくださいました。今年度は30件の申請があり、申請者の8割が宮崎からのUターンの方です。

Ito

Kumagai Taishi

多くの方に利用していただいている制度なんですね。

今後も多くの方が利用できるよう、役場としても窓口などしっかりとした整備を行なっていくことが大切だと考えております。

Ito

Kumagai Taishi

では、最後になりますが国富町の今後の展望をお聞かせいただけませんか?

産業面では、農業基盤整備と農家経営の充実に力を注ぎ、米、施設・露地野菜、畜産など農業 を基幹産業としています。「フィールドミュージアム」や「真冬のたなばたイルミネーション」も引き続き町内の方々と協力し実施していきます。これからも「未来に希望の持て るまちづくり」をキャッチフレーズに、農業・商業・工業がさらに元気あふれる町づくりを進 めていきます。

Ito

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