イタリアコモ市　世界一の製品を

イタリアにはヴェネツィア・ボローニャ・フィレンツェ等の都市が集まる第三のイタリアと呼ばれるエリアがあります。大資本による近代工業化が進んだイタリア北部の都市(第一のイタリア)や、依然として農業に依存するイタリア南部の都市(第二のイタリア)とは異なる産業構造・社会構造を強調するものです。 北東部から中部にかけてのエリアで、皮革製品・繊維・眼鏡等、イタリアの地場産業が集中しています。この地域では、世界で1位のものだけ作り出す政策に取組んでいます。

メイド・イン・イタリー

例えばコモ市には絹織物に関連した会社が600ほどあり、それぞれがノウハウを持っています。これらの会社を工業会がまとめ、注文の窓口にもなっています。600社が繋がりあらゆるオーダーに答えることで、価値も上がっています。 日本は大企業の協力会社として産業構造ですが、イタリアは製販一体型のビジネス構造となっています。メイド・イン・イタリーの価値は上昇中です。