サンセバスチャンはバスク地方にある人口18万人の町ですが、世界一おいしい町として注目がされています。スペインにはミシュラン3つ星のレストランが7件ありますが、そのうちの3件はサンセバスチャンにあります。 山海に恵まれた立地に加え、フランスのヌーベルキュイジーヌに刺激を受けたバスクの料理人たちが、独自の研鑽を積んだことも、バスクを美食の地にしていったことにつながっています。
サンセバスチャンには国際映画祭・ジャズフェスティバルなどイベント開催の歴史がありました。それに料理学会を加えました。料理学会はすでに20年間開催されています。 学会だけではなく、観光局内の言語が有能な担当者を中心に海外マスコミに積極的に働きかけることで、世界中へ情報を発信しています。有名なシェフだけがこの街を有名にしたのではなく、それに携わる様々な人の役割分担によって、知名度をあげていきました。