スイスツェルマット村　環境と観光の両立

スイス南部マッターホルンの麓に位置する人口5,500万人のまちツェルマットは、年間200万泊もの旅行者を受け入れています。自然豊かなツェルマットでは、ガソリン車の乗り入れが禁止されています。街の中に走っているのは、電気自動車と馬車・自転車のみです。アルプスの山々の美しい景観ともに、環境と観光が両立され、リピーター率は70％を超えています。 冬はパウダースノーを楽しめるスキーがメインで、夏は登山・ハイキング・ロッククライミング・ゴルフ・マウンテンバイクなどの体験ができます。

自然と地球環境に配慮した取組み

スイスは元々化石資源が少なく、氷河をもとにした水力発電が中心です。しかしながら地球温暖化や気候変動により、氷河は1960年代から現在まで4割が消滅していました。 世界規模で見ると、人類は地球1個分がもともと持っている生産力を上回る規模で消費を続けており、2030年までに、地球2個分(世界中の人々が日本人の暮らしをすれば2.4個分)を必要とすることになると言われています。 環境問題に注目が集まる中、自然や地球環境に配慮したツェルマットの取組みは、大きな注目が集められています。