イギリスマンチェスター　特徴を活かしたまちづくり

人口49万人で北部イングランドを代表する都市マンチェスター。産業革命で急速に成長を遂げました。しかしながらマンチェスターも他の都市と同様に経済が衰退し、犯罪などの社会問題が深刻でした。 産業革命時から労働力供給のため、多くの移民を受け入れてきました。その移民や移民地区を遮断せず、それぞれの特徴を生かし、歓迎される街を作り出しました。 まずはチャイナ・タウンです。中国だけでなくタイ・日本・ネパール・ベトナムなどアジアのお店が集まっています。中国系住民のための在住支援や芸術活動の支援も行なっています。

環境の整備

次にカレーマイルです。イギリスの旧植民地であるインド・パキスタン・バングラデシュ・スリランカからの移民が集まります。インディアンレストラン街として有名になりました。貧困や犯罪が頻発していましたが、商業の活性化により、問題も空き店舗も少なくなっています。 最後にカリブ海やアフリカからの移民が多い、モスサイドのカリビアン街です。最も治安が悪かったエリアがここでした。再開発を通じての環境整備だけでなく、スポーツ・医療・社会福祉など様々な支援を行なっています。カリビアン移民が始めたカリビアンカーニバルは毎年恒例のビッグイベントになっています。