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世界遺産とラムサール条約登録の町-熊本県荒尾市



 2020年3月18日、熊本県荒尾市役所に訪問させていただき、インタビューをさせていただきました。西卓也さん(産業振興課観光推進室)・有働康之さん(産業振興課商工企業誘致推進課)・平山裕也さん(政策企画課副主任)にご参加いただきました。私達は古川と熊谷がお聞かせいただきました。
 荒尾市は熊本県北西部に位置しており、人口は52,000人ほどです。九州最大級の遊園地であるグリーンランドや世界文化遺産の万田坑・ラムサール条約に登録されている荒尾干潟があることで知られています。
 明治時代から三井三池炭鉱の街として発展してきましたが、1997年に三井が炭鉱を閉山し撤退を決めました。この撤退をきっかけに、これまで以上に地域を活性化させるべく、市役所内に住宅政策課と企業誘致課を設置し、仕事と住まいの両面から企業誘致を図りました。これらを背景に、直近過去5年間で9社の誘致に成功し、新規雇用は249人生まれています。実際に整備開発した住宅は全て満杯で、新たな住宅整備も行っています。
 荒尾市では、生活がしやすく転出しない・住みたくなる市を目標に、現在は様々な高齢者の課題から、三井物産等と共にAI相乗りタクシー・東北大学と一緒に魔法の鏡(鏡を見ると健康状態が表示される鏡)の開発を進めています。IT企業や介護・看護分野での企業誘致も進めていく方針です。観光を担当する西さんは、今後はマジャク釣り体験や干潮時にバイクで海を走ることができる体験等を活かして交流人口を拡大させていきたい、とお話ししてくださいました。
 地方創生に成功し続ける荒尾市の背景には、炭鉱閉山時の危機感と地域の方々の活性化への想いがありました。この度はお時間いただきまして、誠にありがとうございました。

・インタビューページ

熊本県荒尾市

世界遺産とラムサール条約登録の町-熊本県荒尾市 2020.03.18

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